ウォールアートと落書きの境はどこ?

早速プロジェクトを開始しようと、壁画アーティストの友人Cecê(セセ)↓

Cecê Nobre | Flickr

と話をして、壁を探すことに。

今まで数カ所「壁画書きませんか?」とお話ししに行ってみた。人脈がありそうなところへは「どなたかご紹介いただけませんか」と。

 

それで気がついたのは、日本人の反応が、「この人どんだけ有名なの?」ってこと。

 

ねぇ有名って何?こんだけかっこいい絵描けるんやで?描いてもらったら有名になるやろ?こんだけ観光客も多いとこで描いてもらったらインスタで瞬く間に有名になるやろ?っていうか有名にしたかったらSNSでしれっと拡散して有名にしたったら良いねん!

 

っていつも言ってやりたくなる。

 

「正直どれだけ来客数増えるかわからないんで」とか言われるけど、それは正直ほんまわかりません。でも、きちんと仕事してれば、ウォールアートができたことによってお客さんが減るということはまずないよね。しかも期間限定とかではないから、継続的に考えて、アーティストさんにギャラ払ったってすぐにペイできるはず。

こう考えるのは私だけかな?

でも、お話持って行った中で、外国人は口を揃えて、良いね!!超カッコイイ!絶対これは描いてもらうべきだよ!と言ってくれる。彼らがオーナーじゃないのが残念なんだけど。私からオーナーに言っとくから!とかみんな言ってくれたんだけど、オーナーは日本人、さらに大家さんは落書きとウォールアートの違いがわからないじーさんばーさん。。。これじゃOKもらえるはずがない(泣)

 

ストリートアートの定義や用語、ヒストリーなんかについて、Cecêが話してくれたことがあったな。で、結局どこからどこまでをウォールアートでどこからどこまでが落書きやねんってとこ。だってあのバンクシーだって落書きの範囲内とも言えるし。なのに億ついちゃうし。しかも本人にお金が入るわけでもなく。どないやねん!

ここで私が線引きしちゃおうかな(笑)特に日本ではこれ使えるかも。

許可取って描かれたのがウォールアート、無許可が落書き!(笑)

これで言えば、バンクシーの作品だって落書きになっちゃうんだけど。でも良いじゃんね、落書きも好きだよ。でも場所と意図によるかな。

芸術なんて、誰かが「芸術だ!」と言えば芸術になるし、一旦認められて有名になっちゃった人なんて、何描いても作っても芸術とみなされるんだもん。

結局のところ、捉える方の問題。ピリオド。

 

だって子供が絵の具で塗りたくった絵を立派な額に入れて、いかにもな感じでインスタに載せてみたら意外とアーティストとして認められるかもよ?!